「True North リーダーたちの羅針盤」
手に取った理由:
読了後の課題に対する解決策、考え方等
- TrueNorth
あなたは自分のtrue north(人生の基軸)をすでに見つけていますか?リーダーシップの出発点は、あなたが「自分らしい・ならでは」の自分でいること、つまりオーセンティック(正真正銘)であることにあります。
- 周囲のひとたちは、自分が思い描いているのとは違った姿をあなたに期待することがあります。あなたは周囲のひとたちからの要求に応えようとして、プレッシャーを感じることがあります。場合によっては、要求を満たし、その見返りを受けられる誘惑にかられることもあるでしょう。こういったプレッシャーや誘惑のせいで、あなたはtruenorthを迂回するはめに陥るかもしれません。
- 一人ひとりのリーダーは、ユニーク(独特)です。それは、一人ひとりの人間がそうであるのと同様です。オーセンティックであるためには、人の経験から学ぶことはあっても、そっくりそのまま人のまねをしてはいけません。
周りの人たちが信頼するのは、本当の、そしてあなたらしいあなただけなのです。
偽りの姿を見せたり、仮面をかぶったりしても、周りの人たちは簡単に見破ってしまいます。
- あなたが誰かのようになりたいと思ったとしても、それはしょせんコピーキャットにすぎません。それが周りの人たちが望むあなたの姿だと思い違いをしているのです。そのような考えでは、決してスターにはなれないでしょう。でも、あなたが自分自身の情熱に従って道を進むのであれば、誰にもまねのできない、スターになることも可能です。
- オーセンティックリーダーとはどのような人なのか?
自分のtruenorthを見つけ出していて、目的や価値を共有する人々を集結し、彼らをエンパワーして(自律行動の裁量権を委譲して)、すべての利害関係者への価値を創造するようにまっとうに指導する。そういった人である。
オーセンティックリーダーは自分に対し、自分の信じることに真正面から向き合います。他の人たちとの信頼感を醸成して良好な関係を結びます。
他の人たちの期待に添うようにふるまうのではなく、リーダーが自らの判断で自らのやり方で行動します。
- リーダーの役割は他の人たちを自分に従わせるのではなく、他の人たちが力をつけてリーダーになれるよう手助けすることです。
最高のパフォーマンスをチームから引き出すには、リーダーが自分自身のためのゲームを進めてはいけません。
下手なリーダーの自己中心主義が続く限り、彼の周りからリーダーは育ちません。リーダーの行為が自らの栄光のためだけで、チームの成功のためではないのなら、他の人たちがその気になるはずはないからです。
- P325.人生のすべての側面を統合する
残念ながら私たちは、社会や職場からのプレッシャーを受けて、人生のさまざまな局面で、つまり、職場や家庭で、社会的にも精神的にも、それぞれに違った振る舞いをしてしまいます。その結果、人生を別々に区分けしてしまうのです。
首尾一貫した人生を送るのに、どんな意味があるのでしょうか?真の一貫性とは、自分の人生のすべての側面を統合した結果として生まれてくるものです。そうすれば、どの場面であってもありのままの自分でいられます。
本物の人生を送るためには、人生のあらゆる側面に心を開き、人生の流れに従う意思が求められます。
感想
この本が言わんとしていることは、自分の人生経験から、自分の中にユニークさを見つけ出し、周りからの期待に応えるということよりも、自分の基軸に遵守して行動し、オーセンティックなリーダーを目指すことが人生にとって大きな意味を持つ。ということでしょう。
P325に書かれている内容は、多くの人にとって、難しいでしょう。職場や家庭、身内といるときや他人といるとき、ほとんどの人が違う自分で接しているのではないでしょうか?
ビルはそれに意味はなく、その状況を抜け出すことが重要だと気づいてから行動を強制していくわけなのですが、このことを問題だと捉えることができた瞬間、それは割と簡単な事なのかもしれない。
これからはこのことを少し意識して自己フィードバックに加えてみようと思う。
2024年7月29日 15:55
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